TeaTown’s blog

持続可能な社会に向けた独り言

千葉の停電で学ぶべきこと

先日の台風の首都圏直撃で、千葉県中心に停電が続いている。送電用の鉄塔や電柱の破損により、復旧が追い付かないのが原因だ。気候変動で台風の凶暴化は今後も続くだろう。日本全国で停電へのレジリエンスを備えるように変えていく必要がある。その一つが、電柱の地下化だろう。

以下の国交省のサイトに無電柱化の取り組みがまとめられている。

www.mlit.go.jp

 この中で以下のページを見ると、日本の現状が分かる。一番進んでいる東京都でもたったの5%弱程度ということのようだ。その中の東京23区でも8%弱だ。

www.mlit.go.jp

現代生活では、電気は欠かせない。ライフラインの中でも、水と電気が最重要だ。今回のように夏場でエアコンなしが続くと熱中症で命の危機となる。冬場でも逆の観点で危険だ。

今回の台風は、北海道地震の時とは別の観点で、電力送電網の脆弱性を浮き彫りにしたと言えよう。災害に対してレジリエントな都市とするためには、電力供給停止が長期化しない方策が必要だ。

その意味で、送電線網のレジリエンスを高めると同時に、電力ネットワークとして分散型電源網の形にしていくことも必要だろう。

 

2019.09.23 追記

 

WBSでジオリゾームという無電柱化を推進している企業が紹介されてました。地中に埋める管をポリエチレン管としてコスト削減を図っているようです。無電柱化がどんどん進むことを期待したい。

www.georhizome.com