TeaTown’s blog

持続可能な社会に向けた独り言

レジリエンス性をうまく発揮できた事例

自然災害が起きると、システムのバックアップがうまく行かなかったというような事例に目が向きがちです。今後の教訓としてそれを知ることはとても重要なのですが、一方で、既にしっかり対応をしていてうまく行った事例もたくさんあるはずです。そういう良い事例を社会に広めて、レジリエントな社会を作るためにも共有すべきだと思います。

そういう意味で、今回の北海道胆振東部地震で、目についたのが「さくらインターネット」の例です。

突然の外部電源ダウンで、非常用電源を用いてData Centerを守ったのは素晴らしいと思います。

その他、モバイル業界大手(Docomo,AU,Softbank)の動きは、311の教訓を踏まえて、十分準備していた結果が表れていると思いました。たとえば、ドコモの大ゾーン基地局AUの船上基地局の事例は、まさに、311の時に必要性が議論されていたもので、それが準備されていて、今回使われたというのは素晴らしいことだと思います。

 

ドコモが初めて大ゾーン基地局運用、釧路市で【北海道胆振東部地震】

KDDI、日高沖で船舶型基地局を初めて運用

 

他にもうまくいった事例はあると思うので、企業側には遠慮せずにどんどんうまく行った事例を発信してほしいと思います。